86歳・楳図かずお、自身のピークはまだ「大波が来るのを待っている」

第27回手塚治虫文化賞の贈呈式が8日、東京・浜離宮朝日ホールで開催され、特別賞を受賞した楳図かずお氏(86)が出席。授賞式後に行われたトークイベントでは、今年27年ぶりに新作を公開した楳図が、今後の展望について語った。
【写真】おなじみの赤白ボーダーで登場した楳図かずお氏&黒田健朗氏&矢部太郎
楳図は、ホラー、SF、ギャグと幅広い分野でのマンガ文化への貢献と、27年ぶりに発表した新作に対して、マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる特別賞を受賞。トークイベントでは、今回の選考委員でありながら楳図の大ファンだという矢部太郎(カラテカ)も登場。「小さい頃から『まことちゃん』を読んでいまして、人格形成にすごく影響があったんじゃないかなと。“グワシ!”も練習してできるようになりました」とリスペクトを語った。
矢部が今後の創作の予定について尋ねると、楳図は「今後のことは考えてない」としつつも、「きっといつか運命的な大波がきっとくると勝手に言っているんです。まだいまの段階では大波が来たとは思ってないので、大波が来るのを心待ちにしているところです」と自身のピークがまだ来ていないと語っていた。
「手塚治虫文化賞」は、日本の漫画文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、手塚氏の志を継いで漫画文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社により1997年に創設された賞。〈マンガ大賞〉〈新生賞〉〈短編賞〉〈特別賞〉の4賞がある。
マンガ大賞は『ゆりあ先生の赤い糸』(講談社)の入江喜和氏、新生賞は『断腸亭にちじょう』(小学館)のガンプ氏、短編賞は『女の子がいる場所は』(KADOKAWA)のやまじえびね氏が受賞した。
【写真】おなじみの赤白ボーダーで登場した楳図かずお氏&黒田健朗氏&矢部太郎
楳図は、ホラー、SF、ギャグと幅広い分野でのマンガ文化への貢献と、27年ぶりに発表した新作に対して、マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる特別賞を受賞。トークイベントでは、今回の選考委員でありながら楳図の大ファンだという矢部太郎(カラテカ)も登場。「小さい頃から『まことちゃん』を読んでいまして、人格形成にすごく影響があったんじゃないかなと。“グワシ!”も練習してできるようになりました」とリスペクトを語った。
矢部が今後の創作の予定について尋ねると、楳図は「今後のことは考えてない」としつつも、「きっといつか運命的な大波がきっとくると勝手に言っているんです。まだいまの段階では大波が来たとは思ってないので、大波が来るのを心待ちにしているところです」と自身のピークがまだ来ていないと語っていた。
「手塚治虫文化賞」は、日本の漫画文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、手塚氏の志を継いで漫画文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社により1997年に創設された賞。〈マンガ大賞〉〈新生賞〉〈短編賞〉〈特別賞〉の4賞がある。
マンガ大賞は『ゆりあ先生の赤い糸』(講談社)の入江喜和氏、新生賞は『断腸亭にちじょう』(小学館)のガンプ氏、短編賞は『女の子がいる場所は』(KADOKAWA)のやまじえびね氏が受賞した。
公開:2023-06-08 16:30
更新:2023-06-09 10:17
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