元モー娘。佐藤優樹、ソロ転向で実感「鈴木愛理さんって本当にすごい」 なりたいのは「モンステラ」【インタビュー後編】

2021年12月にモーニング娘。とハロー!プロジェクトを卒業した佐藤優樹(さとう・まさき、23)が、3月29日に1stシングル「Ding Dong/ロマンティックなんてガラじゃない」でソロデビューする。裏方志望の強い佐藤は、まずは自分をプロデュースできるようになるためにソロに転向。歌い方やダンスを模索するなかで気づいたハロプロの先輩・鈴木愛理のすごさとは? そして、自身の10年周期や、“モンステラ”になりたい理由についても楽しそうに話してくれた。
【写真】「どうしたらモンステラになれるかなぁ…」“まーちゃん節”全開
■ダンスに関してもしっかり向き合っていかなきゃいけない
――3月29日に1stシングル「Ding Dong/ロマンティックなんてガラじゃない」でソロデビューされますが、佐藤さんから要望や意見を出した部分はあるのでしょうか?
【佐藤】今は簡単に言ったら、どういうスタンスで活動を進めていくのかみたいな土台を作っていくときで、でも私はまだ土から顔を出していない状態だから、何か言うと土台ができなくなっちゃうので。5年後か7年後に土台ができたら「じゃあこうしたいです」って言えるかなと思います。今は土台の作り方さえもわかんないですけど(笑)。
モーニング娘。のときは、歌とダンスに分けたら私は歌メンだったので、10年間でダンスを重視したことがなかったんですよ。だからダンスに関してもしっかり向き合っていかなきゃいけないし、とりあえず今、目の前にあるやらなければいけないことを1つ1つやっていこうという感じです。だから意見はまだ何も言ってないですね。
――「Ding Dong」「ロマンティックなんてガラじゃない」の表題2曲について、どんなところに魅力を感じましたか?
【佐藤】私、会話とかで「昔、こういうことあったよね」とか懐かしい話をするのが好きなんですよ。あと、懐かしさって「あ、この人の匂いだ」「あの時の匂いだ」みたいに、匂いとかにもあるじゃないですか。「Ding Dong」はそういう点で、懐かしい感情になる人がちょっと多いんじゃないかなと思います。聴いたときに「こういう曲調、懐かしいな」って思ってくださる方がいたらうれしいですし、懐かしいという会話ができるきっかけになれたらいいなと思います。
「ロマンティックなんてガラじゃない」は……私、こういうピンク系の曲を歌うことがなかったんですよ。それこそモーニングでピンク系って言ったら道重(さゆみ)さん、牧野真莉愛ちゃん、譜久村聖さんで。この曲は、音にかわいいところがあるんじゃないかなと思います。かわいいとレトロで、もう本当に380度まったく違う2曲ですね。
――行き過ぎちゃいましたね(笑)。
【佐藤】行き過ぎちゃいました? あれ、何度でしたっけ?
――180度です(笑)。「ロマンティックなんてガラじゃない」は佐藤さんから見ると、ピンク色の曲なんですね。
【佐藤】ピンクですね。ビビッドピンクなんですよね。とりあえず。あんまり私が関わったことのない素材というか、めちゃめちゃかわいい曲だと思います。だから私もかわいい曲を歌えるように頑張らなきゃいけないんですけど…びっくりするくらい音はかわいいです。
――歌ううえで難しさもあったり?
【佐藤】ムズいです。ムズかったです。でも楽しかったです。
■先輩・鈴木愛理の“ハロプロ感0”すごい「私は全然抜けない」
――歌い方も、モーニング娘。時代の佐藤さんとは違いますよね。
【佐藤】いや、もっと違くしないといけないんだなと思います。ソロ活動を始めてから一気にハロプロ感を0(ゼロ)にした鈴木愛理さん(2017年6月に℃-ute解散、ハロプロ卒業後、同年末からソロに転向)って本当にすごいなと思いました。何にも関わってなかったかのように鈴木愛理さんの歌い方に変わって、ダンスの仕方も一気に変わっていたんですけど、私はまだハロプロ感が全然抜けなくて。
――それを変えるのは大変なんですね。
【佐藤】変えるのが大変…うーん、例えば価値観が合わない人の合わない価値観を、一生懸命、自分に入れ込むみたいな感じです。12歳から持っていた価値観があって、今20代で新しい価値観を入れるってこんなに楽しいことなんだと気づいて、「あ、この価値観も入れよう」みたいな。
例えば「おはよう」って言うタイプの価値観と「おはようございます」って言うタイプの価値観があるとするじゃないですか。私は「おはようございます」の価値観の人だから、「おはよう」って言うタイプの人と別れるときに、「バイバイ」って言うのがいいのか「さよなら」って言うのがいいのかわかんないみたいな感じです。その価値観知りがすごく楽しいです。
――それを曲でやっているということなんですね。
【佐藤】そうです。鈴木愛理さんは「おはようございます」「おつかれさまでした」のタイプだったのに、卒業したら「おはよう」「バイバイ」ってガラッと変わって、こんなに変わるんだってびっくりしました。「こんな価値観あるんだ」「こんな歌い方があるんだ」「こんな曲あるんだ」って知れていくのがすごく楽しいです。
――今後もいろんな価値観の方の曲を歌っていきたいと考えているのでしょうか。
【佐藤】歌っていきたいですけど、基本的な根っこは何かしら変わらない共通点を見つけたいですかね。今6曲(ソロデビューシングル収録曲)あるんですけど、作曲の方も作詞の方もバラバラで、今のところ共通点はないんですよ。まだ芽が出てない状態の「用意、スタート!」みたいな感じなんですけど、そういうことをどんどん知れていくのもすごく楽しみです。
――ファンの方々の反応は見たりするんですか?
【佐藤】見ないようにしています。だからツイッターもマネージャーさんがやってくださっているんです(笑)。本当は自分でやらなきゃいけないんですけど、ケータイの中にツイッターとかも入っていないんですよ。だから見てないですね。
――なぜ見ないようにしているんですか?
【佐藤】確かに、なんで見てないんだろう。あ、でも、悪いことも言ってくれるお客さんがいるので、その話は聞きます。例えば「君、嘘つきだよね」と言われたとして、私がイラッとした時点で自分が嘘つきなことを認められていないんだと、ちっちゃい頃から思っているんです。なので、イラッとしたら「あ、まさ(自分)は嘘つきなんだ。直さなきゃ」という感覚です。だから悪いことを伝えてくれると見たりします。
――そういう部分も自分だから受け入れる、ということでしょうか。
【佐藤】そうです、そうです。嘘でも本当であっても、自分がそう受け取ったってことは事実だから、「こういうことを気にする人いるんだな、気をつけよ」っていう感じですね。でも直すかどうかは、優樹次第かもしれない(笑)。それこそ「佐藤優樹はうるさい」と思う人がいても「直したいよ、こっちだって」と思うかもしれないし(笑)。
■「佐藤モンステラ優樹です」って言いたかった
――今後、ご自分ではどういうアーティストになっていくと思いますか?
【佐藤】すごく難しい質問ですね。あ、でも観葉植物みたいな人になりたいですね。家にあると空気がよくなるし、北海道に帰ると自然が多いから息がしやすいんです。観葉植物だったり、緑って私を助けてくれているものだと思うから、観葉植物みたいな人になりたいです。どういうこと?て感じですよね。私もこれ以外、言い方がわかりません(笑)。細かく言うと、観葉植物の「モンステラ」になりたいですね。
――なぜ「モンステラ」なんですか?
【佐藤】名前もかわいいし、「うれしい便り」っていう花言葉がすっごく好きなので、そういうアーティストになりたいなと思っています。
――ファンのみなさんにとって、そういう存在になりたいということですね。
【佐藤】そうです。モンステラになりたいですね。ツイッターの名前も「佐藤モンステラ優樹」にしたかったんですけど、「それは違うかな(笑)」ってさすがに許されませんでした。
――ソロシングルについて意見を言わなかったと話していましたけど、そこは希望を出したんですね。
【佐藤】そこだけは言いました。でも無理でした。ダメでしたね、悲しい(笑)。気持ちとしては、「佐藤モンステラ優樹です」って言いたかったんですけど。だから何かのときに名前を言おうとしたら「モンステラ」が頭に浮かんで、「モ」って言いかけちゃったんですよね。それが「モーニング娘。」と言おうとしたと思われちゃったんですけど、優樹はモンステラって言いそうになったんですよ(笑)。どうしたらモンステラになれるかなぁ。
――どうしたらなれたと思えるか、基準も難しそうですね。
【佐藤】そうですね、10年後はどうなっているんでしょうね、私。ちょっとドキドキですね。10年後に手紙を書いておきたいくらいドキドキです。私、10年周期なんですよ。どういうことかと言うと、2歳から習い事でピアノ、ドラム、乗馬、バレエ、あともう1個やっていて、12歳から22歳までモーニング娘。をやって、だから次に私が動くときは多分32歳なのかなと思っています。だからつんく♂さんが「22歳が勝負」と言っていたのもびっくりしたんですよ。
10年間ってたくさんいろんなこと知れて、例えば2歳から12歳だったらピアノっていう音色を知って、リズムが必要なことに気づいてドラムをやって、体にリズムがないことに気づいて乗馬を始めて、動物を知ったら動物が飼いたいという感情になって。乗馬をやっているときに背筋をよくするにはどうしたらいいんだと考えたら、バレエが出てきたんです。
モーニングに入ってからは女の子だらけの世界に入ることとか、つんく♂さんはもちろん歌詞を重視しているけど、それを伝えるために何が必要かといったらリズムがあって、リズムを知ったあとに音程とか音があって、音によって感情とか曲が違って聞こえるんだとか、音楽を知った10年間で。22歳からは、人間としてしゃべれるようになることだったり、常識を知ることだったり、周りの人がどれだけフォローしてくれていたかということの気づきが始まっていて、ここから10年がすごく楽しみです。
大人になってからも勉強だってよく言うじゃないですか。それを身に染みて感じています。昔から父と母が「子どもから学ぶこともたくさんあるし、たくさん勉強してる」「優樹が生まれたときは父も母も0歳だし、まーが1歳になったら父と母も1歳になって、同じくらい勉強できてるんだよ」と言っていて。「何を言っているんだ?」って思っていたんですけど、今はすごくわかります。後輩からも恥ずかしがらずに学んでいいし、すっごく楽しいです。
インタビュー:東海林その子
【写真】「どうしたらモンステラになれるかなぁ…」“まーちゃん節”全開
■ダンスに関してもしっかり向き合っていかなきゃいけない
――3月29日に1stシングル「Ding Dong/ロマンティックなんてガラじゃない」でソロデビューされますが、佐藤さんから要望や意見を出した部分はあるのでしょうか?
【佐藤】今は簡単に言ったら、どういうスタンスで活動を進めていくのかみたいな土台を作っていくときで、でも私はまだ土から顔を出していない状態だから、何か言うと土台ができなくなっちゃうので。5年後か7年後に土台ができたら「じゃあこうしたいです」って言えるかなと思います。今は土台の作り方さえもわかんないですけど(笑)。
モーニング娘。のときは、歌とダンスに分けたら私は歌メンだったので、10年間でダンスを重視したことがなかったんですよ。だからダンスに関してもしっかり向き合っていかなきゃいけないし、とりあえず今、目の前にあるやらなければいけないことを1つ1つやっていこうという感じです。だから意見はまだ何も言ってないですね。
――「Ding Dong」「ロマンティックなんてガラじゃない」の表題2曲について、どんなところに魅力を感じましたか?
【佐藤】私、会話とかで「昔、こういうことあったよね」とか懐かしい話をするのが好きなんですよ。あと、懐かしさって「あ、この人の匂いだ」「あの時の匂いだ」みたいに、匂いとかにもあるじゃないですか。「Ding Dong」はそういう点で、懐かしい感情になる人がちょっと多いんじゃないかなと思います。聴いたときに「こういう曲調、懐かしいな」って思ってくださる方がいたらうれしいですし、懐かしいという会話ができるきっかけになれたらいいなと思います。
「ロマンティックなんてガラじゃない」は……私、こういうピンク系の曲を歌うことがなかったんですよ。それこそモーニングでピンク系って言ったら道重(さゆみ)さん、牧野真莉愛ちゃん、譜久村聖さんで。この曲は、音にかわいいところがあるんじゃないかなと思います。かわいいとレトロで、もう本当に380度まったく違う2曲ですね。
――行き過ぎちゃいましたね(笑)。
【佐藤】行き過ぎちゃいました? あれ、何度でしたっけ?
――180度です(笑)。「ロマンティックなんてガラじゃない」は佐藤さんから見ると、ピンク色の曲なんですね。
【佐藤】ピンクですね。ビビッドピンクなんですよね。とりあえず。あんまり私が関わったことのない素材というか、めちゃめちゃかわいい曲だと思います。だから私もかわいい曲を歌えるように頑張らなきゃいけないんですけど…びっくりするくらい音はかわいいです。
――歌ううえで難しさもあったり?
【佐藤】ムズいです。ムズかったです。でも楽しかったです。
■先輩・鈴木愛理の“ハロプロ感0”すごい「私は全然抜けない」
――歌い方も、モーニング娘。時代の佐藤さんとは違いますよね。
【佐藤】いや、もっと違くしないといけないんだなと思います。ソロ活動を始めてから一気にハロプロ感を0(ゼロ)にした鈴木愛理さん(2017年6月に℃-ute解散、ハロプロ卒業後、同年末からソロに転向)って本当にすごいなと思いました。何にも関わってなかったかのように鈴木愛理さんの歌い方に変わって、ダンスの仕方も一気に変わっていたんですけど、私はまだハロプロ感が全然抜けなくて。
――それを変えるのは大変なんですね。
【佐藤】変えるのが大変…うーん、例えば価値観が合わない人の合わない価値観を、一生懸命、自分に入れ込むみたいな感じです。12歳から持っていた価値観があって、今20代で新しい価値観を入れるってこんなに楽しいことなんだと気づいて、「あ、この価値観も入れよう」みたいな。
例えば「おはよう」って言うタイプの価値観と「おはようございます」って言うタイプの価値観があるとするじゃないですか。私は「おはようございます」の価値観の人だから、「おはよう」って言うタイプの人と別れるときに、「バイバイ」って言うのがいいのか「さよなら」って言うのがいいのかわかんないみたいな感じです。その価値観知りがすごく楽しいです。
――それを曲でやっているということなんですね。
【佐藤】そうです。鈴木愛理さんは「おはようございます」「おつかれさまでした」のタイプだったのに、卒業したら「おはよう」「バイバイ」ってガラッと変わって、こんなに変わるんだってびっくりしました。「こんな価値観あるんだ」「こんな歌い方があるんだ」「こんな曲あるんだ」って知れていくのがすごく楽しいです。
――今後もいろんな価値観の方の曲を歌っていきたいと考えているのでしょうか。
【佐藤】歌っていきたいですけど、基本的な根っこは何かしら変わらない共通点を見つけたいですかね。今6曲(ソロデビューシングル収録曲)あるんですけど、作曲の方も作詞の方もバラバラで、今のところ共通点はないんですよ。まだ芽が出てない状態の「用意、スタート!」みたいな感じなんですけど、そういうことをどんどん知れていくのもすごく楽しみです。
――ファンの方々の反応は見たりするんですか?
【佐藤】見ないようにしています。だからツイッターもマネージャーさんがやってくださっているんです(笑)。本当は自分でやらなきゃいけないんですけど、ケータイの中にツイッターとかも入っていないんですよ。だから見てないですね。
――なぜ見ないようにしているんですか?
【佐藤】確かに、なんで見てないんだろう。あ、でも、悪いことも言ってくれるお客さんがいるので、その話は聞きます。例えば「君、嘘つきだよね」と言われたとして、私がイラッとした時点で自分が嘘つきなことを認められていないんだと、ちっちゃい頃から思っているんです。なので、イラッとしたら「あ、まさ(自分)は嘘つきなんだ。直さなきゃ」という感覚です。だから悪いことを伝えてくれると見たりします。
――そういう部分も自分だから受け入れる、ということでしょうか。
【佐藤】そうです、そうです。嘘でも本当であっても、自分がそう受け取ったってことは事実だから、「こういうことを気にする人いるんだな、気をつけよ」っていう感じですね。でも直すかどうかは、優樹次第かもしれない(笑)。それこそ「佐藤優樹はうるさい」と思う人がいても「直したいよ、こっちだって」と思うかもしれないし(笑)。
■「佐藤モンステラ優樹です」って言いたかった
――今後、ご自分ではどういうアーティストになっていくと思いますか?
【佐藤】すごく難しい質問ですね。あ、でも観葉植物みたいな人になりたいですね。家にあると空気がよくなるし、北海道に帰ると自然が多いから息がしやすいんです。観葉植物だったり、緑って私を助けてくれているものだと思うから、観葉植物みたいな人になりたいです。どういうこと?て感じですよね。私もこれ以外、言い方がわかりません(笑)。細かく言うと、観葉植物の「モンステラ」になりたいですね。
――なぜ「モンステラ」なんですか?
【佐藤】名前もかわいいし、「うれしい便り」っていう花言葉がすっごく好きなので、そういうアーティストになりたいなと思っています。
――ファンのみなさんにとって、そういう存在になりたいということですね。
【佐藤】そうです。モンステラになりたいですね。ツイッターの名前も「佐藤モンステラ優樹」にしたかったんですけど、「それは違うかな(笑)」ってさすがに許されませんでした。
――ソロシングルについて意見を言わなかったと話していましたけど、そこは希望を出したんですね。
【佐藤】そこだけは言いました。でも無理でした。ダメでしたね、悲しい(笑)。気持ちとしては、「佐藤モンステラ優樹です」って言いたかったんですけど。だから何かのときに名前を言おうとしたら「モンステラ」が頭に浮かんで、「モ」って言いかけちゃったんですよね。それが「モーニング娘。」と言おうとしたと思われちゃったんですけど、優樹はモンステラって言いそうになったんですよ(笑)。どうしたらモンステラになれるかなぁ。
――どうしたらなれたと思えるか、基準も難しそうですね。
【佐藤】そうですね、10年後はどうなっているんでしょうね、私。ちょっとドキドキですね。10年後に手紙を書いておきたいくらいドキドキです。私、10年周期なんですよ。どういうことかと言うと、2歳から習い事でピアノ、ドラム、乗馬、バレエ、あともう1個やっていて、12歳から22歳までモーニング娘。をやって、だから次に私が動くときは多分32歳なのかなと思っています。だからつんく♂さんが「22歳が勝負」と言っていたのもびっくりしたんですよ。
10年間ってたくさんいろんなこと知れて、例えば2歳から12歳だったらピアノっていう音色を知って、リズムが必要なことに気づいてドラムをやって、体にリズムがないことに気づいて乗馬を始めて、動物を知ったら動物が飼いたいという感情になって。乗馬をやっているときに背筋をよくするにはどうしたらいいんだと考えたら、バレエが出てきたんです。
モーニングに入ってからは女の子だらけの世界に入ることとか、つんく♂さんはもちろん歌詞を重視しているけど、それを伝えるために何が必要かといったらリズムがあって、リズムを知ったあとに音程とか音があって、音によって感情とか曲が違って聞こえるんだとか、音楽を知った10年間で。22歳からは、人間としてしゃべれるようになることだったり、常識を知ることだったり、周りの人がどれだけフォローしてくれていたかということの気づきが始まっていて、ここから10年がすごく楽しみです。
大人になってからも勉強だってよく言うじゃないですか。それを身に染みて感じています。昔から父と母が「子どもから学ぶこともたくさんあるし、たくさん勉強してる」「優樹が生まれたときは父も母も0歳だし、まーが1歳になったら父と母も1歳になって、同じくらい勉強できてるんだよ」と言っていて。「何を言っているんだ?」って思っていたんですけど、今はすごくわかります。後輩からも恥ずかしがらずに学んでいいし、すっごく楽しいです。
インタビュー:東海林その子
公開:2023-03-28 10:10
更新:2023-03-28 10:10
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