舘ひろし、初挑戦“保護司”役に感じた難しさ「そこには必ず被害者がいる」

NHK プレミアムドラマ『生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔』で主演を務める舘ひろし
 俳優の舘ひろし(71)が初めて「保護司」を演じるNHK プレミアムドラマ『生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔』(毎週日曜 BSプレミアム・BS4K 後10:00~10:49 全8回)が、28日にスタートする。このほど、オンラインでの合同インタビューに応じた舘が、保護司という役、そして、今回が初共演となった浅丘ルリ子への思いなどを語ってくれた。

【写真】舘ひろし・浅丘ルリ子・真矢ミキらが集結したメインビジュアル

 本作は、舘が保護司を演じ、浅丘演じる「息子殺し」の罪で服役した、保護観察の“対象者”たちと向き合いながら、同時に自らも生き直しを模索する。罪を犯した人たちの立ち直りを支える保護司。さまざまな矛盾に満ち閉塞した現代において、赦(ゆる)すこと、贖(あがな)うこと、そして、ふたたび生きることを問いかける物語が描かれる。

 保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティア。定期的に面接を行い、更生を図るための約束事を守るように指導したり、生活上の助言や就労の手助けなどを行う。舘自身も「知らなかった」という役だが「物語のキーとなる対象者である結子を浅丘さんがやってくださるとうかがい、それに振り回されるのは面白いだろうと思い、やらせていただきました」と浅丘との共演が、本作の出演の決め手のひとつとなった。

 その浅丘について「女優としての覚悟、お仕事に対する覚悟、人生に対する覚悟、人に対する覚悟を感じ、昔の映画女優さんだなという気がしました」と印象を語る。

 保護司を演じる上で“一番難しい”というのが「そこには必ず被害者がいること」という舘。「それをいつも胸にしまっておかないといけない。犯罪者側に立つだけではなく、被害者がいることを心の隅に置いていました。そこだけは本当に気をつけなければいけないと思っていました」と意識したことを明かす。

 『西部警察』や『あぶない刑事』などで人気を集めた昭和時代から、近年はコメディ作も含め、さまざまな役柄を演じている。自身の出演作が変わってきているかを聞かれると「自分としては台本を読んで面白いかで(出演作を)決めています。昔はハードボイルドな作品を好んでいたのもあり、オファーもそのような作品が多かった。いまはいろんなバラエティに富んだオファーをいただけるので幸せです」と多くの役を演じられることを喜ぶ。

 「保護司」の役割にあわせ「自身の人生をやり直せるなら?」という問いには「子どものときから医者になれと言われていて。勉強もしなかったので、なれるかなと思っていました。やり直せるならちゃんと勉強して、親を安心させたいなと思いますね」と明かした。

 今回は「とにかくかっこよくならないように」ということも意識した。初めて演じた保護司で、俳優としてどのような進化を見せてくれるのか。放送を楽しみに待ちたい。
公開:2021-11-27 09:00
更新:2021-11-27 09:00
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