りゅうちぇる、多様性を意識した育児「土台作りが大事」 子どもの成長に喜び

『True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭』オンラインファッションショーに参加したりゅうちぇる (C)ORICON NewS inc.
 タレントのりゅうちぇるが8日、都内で行われた『True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭』オンラインファッションショー収録に参加。マタニティ体験ジャケットを着用して登場すると「(マタニティ体験は)両親学級の時にもつけたことがありました。その時にもすごく衝撃的だったんですけど、その経験があったからこそ、ぺこりんが妊娠中に大変そうだった時の声かけとか、意識も変わってきたので、そういう経験は男性の方にとっても大切なことだなと感じました」と言葉に力を込めた。

【動画】りゅうちぇるが魅せる!ファッションショーの収録の様子

 パフォーミングアーツを通じて、障害・性・世代・言語・国籍など、個性豊かな人たちと一緒に楽しむ芸術祭『True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭』の一貫として行われた今回のイベント。総合ディレクターは落合陽一氏が担当する。

 ファッションショーの模様は、30日の午後1時よりYouTube上で公開。今回の衣装や、イベントのテーマなどについて、りゅうちぇるがコメントを寄せた。

――衣装について
このワンピースはとても着心地がよくて、ふわふわしていますね。着ていて気持ちのいい服を着ることは僕の中でも大切にしています。男性でも新しい自分に出会えたり、性別とか年齢をこえて、みなさんに楽しめる服なのかなと。デザインもすごくおしゃれなので、気に入りましたし、男性は肩幅が大きいじゃないですか? この衣装は、そこまで締め付けられている感覚もなく、本当にいろんな方に楽しんでいただける服だなと感じました。

――男性もマタニティ体験ジャケットを着ることで見方が変わる部分はある?
大切な人への声かけはすごく大事だと思うので、経験しないとわからない部分がありますよね。さっきも階段を降りたりする時にけっこう大変だなと感じたり、こうして座らせていただいて、インタビューをさせてもらっているのですが、こういった経験をすることで、妊婦さんに「いすを出しましょうか?」とか、気づきや思いやりができるようになるかなと思います。

――『True Colors Festival』のコンセプトについて
「True Colors」という意味が「真実の色」であるように、僕の中では自分の色というものをすごく大事にしていて。自分の色ってなんだろうって、改めてみなさんが考えるきっかけになるお祭りみたいなことがあればいいなと、ずっと思っていたので、まず自分の色をお洋服とかで表現してみようかなっていうきっかけづくりになって、すごくステキだなと思います。自分の好きな服を着るというのは当たり前なんですけど、それができていない人って実は多くて…。

僕は子どもができて、ママやパパのフォロワーさんがすごく増えたのですが、そういう方々から「授業参観で好きな服を着れない」という声を聞くこともあります。自分の中で守るべきものができた時って、自分をある程度隠さないといけないんじゃないかっていう壁にぶつかると思うんですよ。僕もすごくそういう経験があって。でも、だからこそ、自分らしくいないと、子どもに何を伝えられるんだろうって感じて。偽りの自分に慣れてしまったら、そういう親が子どもに何を教えられるんだろうと。僕は自分らしく生きていたからこそ、ステキな人とも出会えて、好きなお仕事もできるようになったので、やっぱり自分の色を大切にしたことで、人生が広がったので、そこは続けていかないといけないなと。でも、その中でも隠している人もいて、それも個人の自由。正直「自分らしく生きよう」「自分の色を見つけてね」って(押し付けるように)言いたくないんです。何が自分の色かわからない人もいるし。ただ、こういうイベントを通して、なにか自分のことについて時間をかけて考えるきっかけの場があるっていうのがすごくステキなことなのかなと思います。

――子育てをする時にダイバーシティを意識している部分はありますか?
例えば『シンデレラ』を読むとするじゃないですか。その時に「別に女の子から王子様を迎えに行って、女の子から告白してもいいんだよ」とかは伝えています。物語を通して「女の子は待つものなんだ」という考え方とか、そういう小さい時に無意識に蓄積されたものってあると思っていて。だから「シンデレラはこういう物語だけど、全然自分のやり方があっていいんだよ」と付け加えてあげて、いろんな生き方があるということを教えてあげる。そういう土台作りをすることも、これからダイバーシティな世界へと旅立っていく子どもに必要なことだと考えています。

性別という理由だけで「これはやめなよ」とかは言わないようには気をつけています。レンジャーものとかを見ていても、赤が絶対センターで、ピンクは女の子みたいなことってありますよね。小さい時の無意識なうちの蓄積があって、大人になると「女の子はピンクじゃん」みたいに言ってしまう。でも「なんでそう思うの?」と聞いてみると「女の子だから」と言ってしまう。そういうきちんと説明できないことは、自分の中で普通と思うなっていう気持ちは持ちながら、子育てをしています。

――お子さんはまもなく3歳になりますが、どういったコミュニケーションを取っていますか?
おしゃべりもすごく早くて、一人前にしゃべります(笑)。この間も、テレビに出ている僕を見て「ダダ、テレビばっかり出て、お仕事してないの?」って言われました(笑)。歌とダンスが大好きで、ずっと踊っていますし。僕が「にいに(大人)になったら、何がしたいの?」って聞いたら「ミッキーのお仕事」って言って、ディズニーでダンスをする人になりたいということでした。今の夢はダンサーさんみたいですね。車も大好きだし、プリンセスも大好きで、いろんなことが好きなので、親としてそういうのをもっと愛せるような環境づくりをしていけたらなと。

――子育ての分野でもダイバーシティは必要だと思います。
やっぱり、いくら「こういう生き方があっていいんだよ、あなたは無条件に人に愛されているんだよ、大好きなんだよ」と伝えて育てたとしても、子どもが社会に出た時に、やっぱり残酷な世界でもあるので、いろんなことを言われてしまうと思うんです。正直、僕は社会や世の中が変わると思っていなくて、新しい時代の波にはなっていると思うけど、やっぱり古い考えも残っていく。みんなが生きやすいように時代が一気に変わるとは思っていないので、子どもには、そんな中でも自分を絶対に愛する。自分で自分を守ってあげるという心を教えてあげなきゃいけないなと思っています。どういう人間になりたいか、自分のことを愛せるような土台作りは、愛着をもってアタッチメントしながらしていきたいです。

――今回の動画の見どころについて
僕も実は撮影をさせていただいて、出来上がりがどうなるかまったく想像できなくて。普通はこういう感じになるのかなと想像できるのですが、なんかおしゃれすぎて、一体どうなるんだろうと。バックヤードもすごく面白くて、僕以外にもステキなメイクや衣装の方がいっぱいいて、感動するような世界観だったので、僕自身もすごく楽しみなんです。僕自身の見どころとしては、裸足で、水の上でウォーキングみたいことをしているのですが、そのお水がめちゃくちゃ冷たくて(笑)。でも、けっこうかっこよく歩いているんです。だから、りゅうちぇる我慢強いっていう目で見ていただけたらうれしいですね(笑)。

公開:2021-05-09 13:00
更新:2021-05-09 19:24
ギャラリー [一覧]
↑pageTop