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県酪農業協同組合(南陽市、山口長一組合長)の子会社「ヤマラクフーズ」(同社長)は「世界牛乳の日」の6月1日、同市宮内の同社敷地内に牛乳などの乳製品を取り扱う直売所をオープンさせる。新型コロナウイルス禍や燃料高騰などで打撃を受けた酪農家を応援する狙い。初日は先着100人に「ヤマラク牛乳」(200ミリリットル)を1人1本プレゼントする。
酪農業は一斉休校によって学校給食用の牛乳の行き場がなくなったことに加え、生乳やバターといった業務用の需要も落ち込み、新型コロナの感染拡大で大きな影響を受けた。ロシアによるウクライナ侵攻も追い打ちをかけた。
生産調整なども強いられる中、消費を拡大しながら逆風が吹く酪農家を応援しようと、国連食糧農業機関(FAO)が定める6月の「牛乳月間」、1日の「世界牛乳の日」に合わせて直売所をオープンすることにした。
敷地内に13.2平方メートルのプレハブ小屋を設置し、委託製造先の奥羽乳業協同組合(河北町)が加工した牛乳のほか、ヨーグルトやチーズといった乳製品、菓子などを販売する予定。営業時間は月―土曜の午前10時~午後4時(日曜、祝祭日は休み)。
同社の佐藤智紀統括部長は「宅配よりも1割程度安価で買える。道路沿いにあることから、気軽に立ち寄ってほしい」と話していた。