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県内ニュース

長井線沿線の魅力、すごろくで知って 佐藤さん(東桜学館中)制作、写真で名所紹介

2023/04/01 08:39
フラワー長井線の魅力を伝えるすごろくを制作した佐藤新汰さん(右)=長井市・長井駅

 4月22日に全線開通100周年を迎えるフラワー長井線の利用拡大を図ろうと、東桜学館中(東根市)3年佐藤新汰さん(14)=山形市=が同線沿線の魅力を伝える、すごろくを制作した。長井市の長井駅・市民交流ホールに展示され、誰でも自由に遊ぶことができる。

 佐藤さんは、同校の課題研究活動「未来創造プロジェクト」で、山形の課題を解決するというテーマに取り組んだ。本県は人口減少に伴い鉄道の利用客が減っており、このままだと利便性の低下も懸念されている。佐藤さんは「人口流出が止まらず、悪循環になるのではないか」と考え、父親が長井市出身で身近に感じていた同線を取り上げた。同プロジェクトに取り組んだ先輩のアイデアを参考に、すごろくで紹介することを決めた。

 大きさは縦90センチ、横120センチ。実際の路線と同じく、赤湯がスタートで、荒砥がゴールとなっており、長井、南陽、白鷹、川西各市町の花や木をイメージした紫(長井市・アヤメ)、ピンク(南陽市・桜)など自治体ごとにマスを色分けし、全17駅を記載した。佐藤さんが昨年8月に赤湯―荒砥間に乗車した際に撮影した駅舎や車両のほか、白鷹町の紅花畑や川西町の川西ダリヤ園など観光名所の写真を貼り付け、沿線のスポットを案内している。

 昨年6月から制作を開始し、今年1月上旬に完成させた。友人には遊んでもらったものの、より多くの人に沿線の魅力を発信しようと同線を運営する山形鉄道(長井市)に掛け合い、展示が決まった。佐藤さんは「駅に立ち寄った人に遊んでもらい、長井線を使って気になったスポットに足を運んでもらえればうれしい」と話した。展示は12日まで。

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