ここから先の閲覧については有料会員登録が必要です。すでに会員の方はこのままログインしてください。
※登録をしていない方はログイン後に有料会員登録用ページに遷移します
※格安スマホを利用しているなど、キャリアのIDをお持ちでない方は「クレジット会員」をお選びください
※会員専用ページは「Cookie(クッキー)」を利用します。お使いの端末のブラウザー設定で「Cookie(クッキー)」を有効にしてください
山形美術館(山形市)の企画展「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界」が1日、同館で開幕する。東北初の回顧展で、「こぐまちゃんえほん」シリーズで知られる故わかやまさんの絵本原画やアイデアスケッチ、関連資料など約230点が並ぶ。半世紀以上にわたり親しまれる作品の魅力や創作の過程を紹介する。
わかやまさんは岐阜市生まれ。24歳で上京し、教科書の挿絵や紙芝居などを手掛けた後、絵本創作に携わった。「こぐまちゃんえほん」シリーズは1970(昭和45)年に誕生。わかやまさんが絵を担当し、編集者、歌人、劇作家とともに4人で制作した。全15作を刊行し、累計発行部数は1千万部を超える。
会場には「こぐまちゃんえほん」シリーズをはじめ、淡い色調と細やかな表現が魅力的な「きつねやまのよめいり」、独特のユーモアと詩情あふれる世界が広がる「おばけのどろんどろん」シリーズなどの原画、絵本制作の過程で刷られたリトグラフ、関連資料、豆本などを展示する。
展示は5月7日まで。会期中、中学生以下の来館者に特製の塗り絵をプレゼントする。時期により絵柄は異なる。また、関連イベントとして絵本の読み聞かせやワークショップ、こぐまちゃんとの撮影会を予定している。主催は山形新聞、山形放送、山形美術館。共催は県、県生涯学習文化財団。