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県内ニュース

「雪板」どうだ、スノボに劣らず 尾花沢の工務店、12月にも販売

2023/04/01 08:09
雪板の仕上がりを確かめる(左から)会田喜文さん、五明淳さん、高橋竹男さん、高橋幸介さん=尾花沢市・北郷工務店

 雪上をサーフィンのように滑る「雪板」の人気が近年、高まっている。この手軽な遊び道具の販売に向け、尾花沢市内の工務店で製作が進んでいる。雪板考案者のプロスノーボーダー五明淳(ごみょうあつし)さん(44)=長野市=が監修し、高品質な仕上がりを目指している。

 雪板はゲレンデだけでなく、雪山の新雪や残雪でも滑走でき、小さな山をつくれば庭や公園でも遊べる。板の長さは数十センチから1メートルほどで、足を板に固定する器具がなく、長靴でも乗ることができる。スノーボードやスキーの板のようなエッジはないが、底面に緩やかな曲線の溝(チャンネル)が彫られており、体重移動で雪面を捉えターンする。

 市内でスノーボードショップを営み、五明さんと親交のある会田喜文さん(48)が「尾花沢で雪板を製作できないか」と北郷工務店(高橋竹男代表)に持ちかけ、昨夏から製作が始まった。サーフィンやスケートボードのような技を繰り出す上で、最適な板の反り具合や溝の深さ、国産木材の貼り合わせ、耐久性を高めるニスの塗り方など、試行錯誤を重ねた。今春ようやく販売できる水準に近づいてきた。

 試作品の乗り心地を確かめた五明さんは「塗装や反りなどに課題はあるが、十分に滑りを楽しめる」と評価した。会田さんは「子どもたちが雪遊びをとことん楽しめるよう、品質で妥協したくなかった。ここまで仕上げてくれて、うれしい」。調整を重ね、雪板を自作するワークショップ用のキットを、今夏をめどに用意し、完成品は12月ごろの販売を目指す。高橋代表(67)と、次男で社員の幸介さん(38)は「作業場を増設し、増産体制を整えたい」と意気込んでいる。問い合わせは会田さんのショップLADE(レイド)0237(53)9800。

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