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アルミ金属研磨加工の柏倉工業所(山形市、柏倉広治社長)は、一般消費者向けの雑貨ブランド「銀の水族館」を立ち上げ、それぞれ加茂水族館(鶴岡市)にいるクラゲやヒラメ、タコなどの形をした8種類の箸置きの販売を始めた。端材を使い一つ一つ手作業で生産し、「町工場で獲(と)れた海の生き物たち」を合言葉に「磨く」価値を届ける。
アルミの球体に映り込む景色の変化を楽しむ商品などを展開し、2021年に始めたブランド「シルバー工房」に続く企画。シルバー工房の作業で出る端材を生かそうと考案した。削り出し、バフ研磨と呼ばれる鏡面磨きなど、全て手作業となる。
同社は自動車や産業用ロボット部品などのバリ取りやバフ研磨などを担う。女性社員の比率が約半数と高く、一般消費者向けのブランドは女性社員が中心となり企画・生産している。
同水族館側と打ち合わせを行い、▽カンパナウリクラゲ▽アカクラゲ▽オワンクラゲ▽カマス▽ヒラメ▽サカタザメ▽タコ▽イトマキヒトデ―の8種類を商品化した。同水族館と同社オンラインショップで販売しており、カンパナウリクラゲは水族館限定品。1個3千円。柏倉社長は「女性社員が、女性に手に取ってもらいたいと作った。食卓が明るくなると思う」と期待を込めた。問い合わせは同社023(684)1750。