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鶴岡市藤島中をこの春卒業した本間大心さん(15)が、2月に日商簿記3級の試験を受け、合格した。指導に当たった酒田総合学園(酒田市)によると酒田、鶴岡の両商工会議所管内では中学生が合格するのは初めてという。本間さんは、税理士になる目標に向かって勉強に励んでいる。
大心さんは昨年、父直樹さん(44)と進路について話し合ううちに税理士を志した。祖父孝夫さん(70)が税理士であることも影響したという。
昨年12月~今年2月に、学校の授業後に同学園で大人に交じって学んだ。「こんな勉強があるんだと衝撃を受けた。楽しかった」と語る。自宅でも勉強しながら、2月10日にインターネット上で受験し、一発合格を果たした。4月からは酒田光陵高ビジネス会計科に進学し、2級、1級の受験を目指す。
昨年5月には、直樹さんが住職を務める桃林山永鷲(ようじゅ)寺を継ぐことも視野に、僧侶の仲間入りをする得度式を行った。税理士か僧侶、もしくは“二刀流”か―。中学生で将来の選択肢を具体的に思い描き、大心さんは「早いうちにスタートを切ることができるのは良かった。難しいことに挑戦するのは楽しい」と晴れやかに語った。