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2022年のラーメン消費額ランキングで日本一を奪還した山形市が芋煮会用の鍋でラーメンを調理する試作会を28日、同市のやまがたクリエイティブシティセンターQ1で開いた。最終的には日本一の芋煮会フェスティバルで使われる大鍋を使って調理する構想を抱いている。
この日使用したのは、直径85センチ、高さ35センチの鍋。「『ラーメンの聖地、山形市』を創る協議会」に参加する市内店舗と製麺業者の協力を得て、太さやストレート、縮れといった特徴の異なる麺をゆでた。
しょうゆスープと合わせて試食した市職員は、ゆで具合などを確かめながら「麺が伸びることもなく、おいしい」。店主らは「沸騰を維持できる火力を確保し、1食分の量や機材を工夫すれば、クオリティーを落とさずに提供できそう」とアドバイスしていた。
芋煮鍋の活用は2021年度、若手職員のアイデアを具現化する政策提案チャレンジ事業で、同じく“日本一”をうたっている芋煮会フェスティバルと絡めたPR策として提案された。
部署横断のプロジェクトチームでリーダーを務める塚原和樹さん(29)=上下水道部=は「雲をつかむようなアイデアだったが、光が見えてきた。より大きい鍋での調理など試行を重ね、県内外から多くの人が訪れるイベントづくりにつなげたい」と意気込んだ。