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東根市のベーリンガーインゲルハイム製薬(BIS、山崎誠治社長)山形工場に電力などを供給するエネルギーセンターが同工場の敷地に完成し、現地で27日、竣工(しゅんこう)式が行われた。石油資源開発(東京、藤田昌宏社長)と山形ガス(山形市、永井悟社長)が出資する特別目的会社が建設し、燃料に液化天然ガス(LNG)を活用したエネルギー供給を担う。4月1日に稼働する。
BIS山形工場は、世界規模で事業展開する親会社のベーリンガーインゲルハイムが医療用医薬品を生産する国内拠点。特別目的会社は「キルシュ・エネルギーサービス合同会社」で、同工場はエネルギーをつくるための燃料を重油から、より環境負荷の低いLNGに転換し、二酸化炭素(CO2)排出量を年間最大21%削減して脱炭素の取り組みを加速させる。
エネルギーセンターはLNGを活用する「コージェネレーション(熱電併給)システム」を備える。発電出力700キロワットのガスエンジン3台、そこで発生する温水を冷房の熱源として利用するジェネリンク設備3台などが配備され、同工場に電力と蒸気、冷水を供給する。
竣工式では神事に続いて藤田社長が「効率性の高いエネルギー供給を実現するシステムで省エネと環境性向上に貢献したい」などとあいさつした。