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高畠町元和田の作詞・作曲家八巻功さん(75)が作詞を手掛けた演歌「コップ酒」が、今月に東京都で開催されたコンテスト第22回「こころの歌」コンサートで、グランプリに次ぐ優秀作品賞を受賞した。連続18回19曲目の入選。不倫した男の後悔を描いた楽曲となっている。
コンテストは全日本音楽著作家協会(永井ひろし会長)が主催している。八巻さんは2018年と20年で史上初となる2度のグランプリを獲得した。今回は全国から120作品の応募があり、うち30作品が入選した。
「コップ酒」は未発表曲で、25年前に制作した。「すてた妻(おまえ)と倖(しあわ)せが 他女(ほか)の駆落(くらし)も儚(はかな)くきえて」「不倫(みち)がおしえた この重さ」などの歌詞が並び、道を外れた男の哀れな末路を描いている。作曲は主に東北地方の歌い手に楽曲提供している佐藤章さん(米沢市)が担当した。ギターの旋律と曲中に入る寒風の音が、哀愁感を漂わせている。
受賞を受けて八巻さんは「作詞は、人の表面からは見ることができない心を書くことを心掛けている。昔と今のリズムを融合させた新しい演歌を作りたいと考えており、3度目のグランプリ獲得に向けてこれからも頑張りたい」と意気込んだ。「コップ酒」は今後、CDリリースを予定しているという。