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バレーボールのVリーグ女子2部は14日、鶴岡市小真木原総合体育館などで4試合を行った。本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレは大野石油広島に3―0で快勝し、開幕10連勝をホームで決めた。
第1セットは中盤に5連続得点を許すなど、一時は7点差をつけられた。それでもタイムアウト後に流れを引き戻すと、終盤で逆転し、25―22で奪った。第2、3セットは要所でのブロックが光った菅原里奈、途中出場の有村涼美や角田南見が活躍し、25―21、25―19でものにした。2桁得点者はいなかったが、総力戦でストレート勝ちをつかみ取った。
次戦は15日、同会場でルートインホテルズと顔を合わせる。
強気で冷静、有村けん引
【アタック】チーム一丸となったアランマーレが勝負強さを見せつけた。「全員が役割を果たせた」と主将の木村友里。先発が試合の流れを引き寄せ、途中出場の選手が勢いをつけた。活躍が光ったのは第2セットからコートに立ち、チームトップタイの8得点を挙げた有村涼美だ。「攻めの気持ちでプレーできた」と会心の勝利をかみしめた。
第1セット序盤は相手の戦術への対応に苦しみ、ペースをつかめなかった。タイムアウトを機にブロックとサーブを修正し、「サーブからのトータルディフェンス」(北原勉監督)を取り戻した。有村は「最初はバタバタしていたが、控えも含めて声をかけ合い落ち着くことができた」と試合の転換点を振り返る。
木村と交代で入った有村が躍動したのは第3セット。強烈なアタックを連続で相手コートにたたきつけ、勝利へ加速した。「相手の配置を見て隙を狙った」。攻撃を引っ張る前田美紅、オケケアル・メソマチが厳しいマークに苦しんだ分、強気かつ冷静沈着なプレーで存在感を示した。
無敗で今季のレギュラーラウンドを折り返した。次戦からの後半戦に向け、指揮官は「まだまだチームは未完成」としつつ、「自分たちの戦い方で迷わず進み、優勝を狙っていく」。悲願の昇格に向けた道のりはまだ途中。表情を引き締めて語った。