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バレーボールのVリーグ女子2部は4日、天童市の県総合運動公園アリーナなどで4試合を行い、本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレはルートインホテルズを3―1で下した。開幕からの連勝を8に伸ばし、首位をキープした。
第1セットはジュースの末、宮本菜月らが得点を重ねて32―30でものにした。第2セットはミスが目立って16―25で落としたものの、第3セットを25―19、第4セットを25―23で連取。一進一退の攻防が続く中、粘り強く相手のスパイクを拾ってアタッカー陣の強打で押し切った。オケケアル・メソマチと前田美紅が19得点、伊藤摩耶が14得点だった。
年内のリーグ戦は終了。次戦は来年1月7日、前橋市のヤマト市民体育館前橋で熊本と対戦する。
宮本の強打流れ引き寄せた
【アタック】ジュースまでもつれた第1セット。何度もセットポイントを握られ、アランマーレにとっては苦しい場面の連続だった。それだけに劣勢を跳ね返して最初のセットを奪ったことが勝利の原動力になったことは間違いない。「集中力の勝負を制することができたことは大きい」と宮本菜月。コートで躍動したアタッカーに自信が垣間見えた。
このセットはほぼ追い掛ける展開だった。終盤のコートに立った背番号6は「自分へのトスは打ちきることを心掛けた」と勝負どころでサイドから強打をたたき込んだ。流れを引き寄せる活躍で我慢の展開をものにし「気持ちを切らさずに戦えたことが競り勝てた要因」とうなずいた。
その言葉通り、第2セットを落としても選手たちは萎縮することなく強気のプレーを貫いた。第4セットはオケケアル・メソマチの連続得点などで最大6点差をひっくり返して勝利をつかみとり、北原勉監督は「全員のハードワークがあってこそ」とたたえた。
年内のリーグ戦を無敗で締め、木村友里主将は「少しずつだが成長し、歯車も合ってきた」と実感。それでもファイナルステージ、その先の入れ替え戦を見据え、「力の維持ではなく、さらにレベルアップさせていかなければ」と気を引き締める。連勝記録を伸ばしたとはいえ、「今後も挑戦者の気持ちを忘れず、成長へのトライを重ねていく」と慢心はない。チームは今も発展途上だ。