ここから先の閲覧については有料会員登録が必要です。すでに会員の方はこのままログインしてください。
※登録をしていない方はログイン後に有料会員登録用ページに遷移します
※格安スマホを利用しているなど、キャリアのIDをお持ちでない方は「クレジット会員」をお選びください
※会員専用ページは「Cookie(クッキー)」を利用します。お使いの端末のブラウザー設定で「Cookie(クッキー)」を有効にしてください
バスケットボール男子・Bリーグ2部は第9節第2日の27日、各地で6試合が行われた。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは天童市の県総合運動公園アリーナで東京Z(東地区)を77-74で下し、リーグ参入後初の5連勝を収めた。通算成績9勝8敗で順位は3位に上がった。
要所で勝負強さ、接戦制す
山形は山田友哉、ジェームズ・ベル、高橋浩平、村上駿斗(山形南高出)、ハビエル・カーターが先発した。内外バランスよく加点し、前半は45-39で折り返し。第4クオーターに一時勝ち越しを許したものの、トーマス・ウェルシュらの得点で振り切った。
ベルが14得点、カーターが13得点、田原隆徳が12得点、山田が11得点、ウェルシュが10得点だった。
次節は来月3、4の両日、千葉市の千葉ポートアリーナでA千葉と対戦する。
チーム初の5連勝を決め、第3節以来となる3位に浮上した。「Bリーグで初めての5連勝を誇りに思う」とミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)。勝負どころで守備からリズムをつかみ、粘り勝ちした。
33点差をつけた前日とは「全く違う試合展開」(ライコビッチHC)となり、最終盤までもつれた。残り3分を切り、70-70の同点になると、信じたものは強みとする守備だ。相手の攻撃機会でジェームズ・ベルがブロック。速攻からトーマス・ウェルシュが得点した。足を動かして敵のシュートミスを誘い、点差を守り抜いた。
指揮官は、柳川龍之介や鈴木大(日大山形高出)のベテラン勢、ポイントガードで激しい寄せを見せた田原隆徳らの名前を挙げ、敵の3点シュートを封じた守りの奮闘をたたえた。「シーズン当初より守備は40分間(強度を)落とさずできている」とも評価。前節は不振だったハビエル・カーターの復調も、今後に向けた好材料になった。
前節に続く同一カード連勝で、このまま勢いを継続できるか。次節は東地区2位のA千葉、第11節は西地区3位の熊本とそれぞれ敵地で戦う。主将の真庭城聖は「ここから上を目指していく厳しい戦いがある」と表情を引き締めた。
【評】山形は要所で勝負強さを見せ、接戦を制した。マンツーマンに変更した敵の守備を崩しきれず、競り合う展開に。第4クオーター残り約30秒で同点とされたが、ウェルシュの高さを生かした得点、フリースローによる加点で猛追をかわした。
ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチの話 (同一カードの)2戦目は難しいものがあり、出だしがソフトになってしまった。(守りで)70点以下に抑えることができれば良かったが、試合序盤に簡単に点数を与えてしまった。5連勝は非常にうれしく思う。
真庭、個人通算3000得点
真庭城聖がBリーグで個人通算3千得点に到達。「(ここまで)応援してきてくれたブースターのおかげで、チームメートに感謝したい。(記録間近で)みんながパスを回そうとする気持ちがうれしかった」と喜んだ。
第3クオーター、3点シュート時にファウルを受け、フリースローの得点で記録を達成した。当日は日々サポートしてくれる妻の誕生日という巡り合わせ。36歳の主将は「特別な日の達成をうれしく思う。おめでとう、いつもありがとう」と頬を緩めると、チームメートや家族に囲まれて記念写真に納まった。