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バレーボールのVリーグ女子2部は13日、仙台市の本山製作所青葉アリーナで2試合を行い、本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレは千葉を3―0で下して開幕4連勝を飾った。順位は暫定2位のまま。
ジュースまでもつれた第1セットは木村友里らが勝負どころでスパイクを決めて勢いづき、28―26でものにした。前田美紅のサーブで流れを引き寄せた第2セットは25―7で奪うと、競り合いとなった第3セットも宮本菜月らアタッカー陣の強打で粘る相手を突き放した。木村が18得点、宮本が11得点。
次戦は20日、岐阜県関市のアテナ工業アリーナでJAぎふと対戦する。
【アタック】木村躍動、要所でたたき込む
勝負どころで得点を決める背番号3は仲間たちにとって心強かったに違いない。アランマーレのアタッカー木村友里は強打を軸に両チーム最多の18得点をマーク。競り合いで流れを引き寄せる一打をたたき込んでコート上で躍動し「かなり気持ちを込めて勝負した」。個人的には「振るわない」との思いがこれまでの試合では強かっただけに、手応えのあるプレー内容に胸をなで下ろした様子だ。
「気合を入れて臨んだ」と本人。一進一退の第1セットは苦しい場面で回ってくるトスを決めてチームを勢いづけた。第2、3セットも要所で得点を重ね「セッターとの連係ができていた。自信を持って(スパイクを)打つことができた」と納得顔だ。
今季は厳しいマークを受け思うように得点を決められていない。決定率は20~30%台で推移していた。主将としてチームをけん引する立場だけに、自責の念もあった。だからこそ「初心に戻って自分のやるべきことに徹した」。この日は5割に迫る決定率をマーク。強いスパイクを打ち込み、「いいトスを上げてくれたので打ちやすかった」と仲間への感謝があふれた。
連勝を続けるが、試合内容は攻守の歯車がようやくかみ合いだした印象だ。今季初戦で辛勝した相手を今回は寄せ付けなかった。持ち味とするサーブからの守りの連動性が機能し、攻撃も活性化。それでも「確実性を重視した攻撃になり、上を目指すバレーに行き着いていない」と北原勉監督の評価は辛口だ。選手間でも、もっと攻撃を磨くべきとの認識は共通している。木村は「まだまだできることはある」。貪欲さがチームを成長に導く。