YCC情報システム(山形市、朝井正夫社長)は30日、取締役会を開き、任期満了に伴う取締役改選で、朝井社長が退任し、後任の社長に伊藤秀美常務管理本部長(59)が就く人事を内定した。代表権は寒河江浩二会長(山形新聞社長・主筆、山形新聞グループ経営会議議長)と伊藤氏の2人が持つ。朝井氏は取締役も退任し、相談役に就く。
三瓶久専務、大井祐一常務も退任し、斎藤雅之常務営業本部・システム本部担当が専務統括に、鈴木佳津志取締役システム本部長が常務システム本部長に就く予定。
また、YCC情報システムの100%子会社・YCCデータサービス(山形市、朝井社長)も同日、取締役会を開き、朝井社長が退任し、伊藤氏が後任に就く人事を内定した。代表権は同じく寒河江会長と伊藤氏が持つ。
いずれも来月17日に開く定時株主総会と取締役会で正式に決まる。
伊藤 秀美氏(いとう・ひでみ)京都大工学部卒。1993年、YCC情報システム入社。組込事業部長、執行役員管理本部長兼総務部長などを経て2017年に取締役、21年に常務。今年4月から現職。山形市出身。