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偉業の達成か、阻止か 県縦断駅伝、きょう27日号砲

2022/04/27 07:37
開会式でたすきを受け取る11チームの監督=酒田市・山新放送庄内会館

 第66回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)は27日、第1日のレースが行われる。遊佐町の月光橋を午前8時20分にスタートして新庄市役所までの11区間、113.5キロで11チームがたすきをつなぐ。各チームの関係者は26日、酒田市の山新放送庄内会館で開会式に臨み、号砲に向けて気持ちを高めた。

【みどころ】バチバチ、序盤からエース級

 各チームとも序盤にエース級を投入。史上初の総合10連覇を狙う南陽・東置賜と若手を軸とした山形は戦力に厚みがあり、早い段階で抜け出しそう。両チームは終盤までトップ争いを繰り広げる可能性があり、目が離せない展開になりそうだ。

 南陽・東置賜は主軸の大津でスタートし、2、3区に起用したNDソフトの前山と厚浦で流れをつかみたい。後半の8、9区にも渡辺、光武のNDソフト勢を配置。大きな穴は見当たらず、出遅れてもカバーできる盤石のオーダーで勝負を懸ける。

 山形は大沢、鎌田、川口といった勢いのある若手を1~3区に起用。序盤で首位争いの主導権を握って逃げ切りを図りたい。重要区間は王者に引けを取らないだけに、後半でどれだけ粘れるかが初日優勝の鍵になりそうだ。

 2強に続きそうな天童・東村山は後半勝負の編成。最長区間の8区を担う細谷はレース展開を一気に変えるだけの力があるだけに、エース斎藤らが走る前半でどこまで先頭争いに食らいつけるか。酒田・飽海と寒河江・西村山はともに6人が前回と同じ区間を担い、経験値を生かしたい。実業団の日立物流で主力を担った、北村山の2区・竹内(NDソフト)の走りにも注目だ。

 山形地方気象台によると、27日の最高気温は庄内が16度、最上が18度。天気は庄内が雨のち晴れ、最上が晴れ時々雨の見込み。

主催者あいさつ「人間ドラマが詰まっている」

 県内11チームが参加し、今年も本大会が開催できることを喜び、そして大変安堵(あんど)しています。

 昨年はコロナ禍にあって十分な感染予防対策を講じて開催し、ご不便やご苦労をおかけしましたが、実際に開催してみると「やって良かった」と実感できるような反響が多くの県民から寄せられました。長い県縦断駅伝の歴史の中でも県民の記憶に残る大会の一つだったと思います。

 駅伝には1本のたすきをチーム一丸となって運ぶ「絆」や、区間ごとに繰り広げられる競り合いなど、多くの人間ドラマが詰まっています。出場される選手の中には経験豊富なベテランやチームの屋台骨を背負う主力だけでなく、初めて出場するという若い選手もいるかと思います。同じチームの仲間や沿道の声援、ご家族をはじめとする地元の皆さんに感謝しながら、日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮していただくことを切に願っています。

■11チーム監督決意

総合3位以内勝ち取る

 ▽酒田・飽海 阿部亮監督 選手層は昨年以上で社会人の調子が良い。総合力で総合3位以内を勝ち取りたい。全員が実力を発揮し、勝負どころをものにできれば、目標以上の結果も付いてくると期待している。

主力は順調、若手も成長

 ▽鶴岡・田川 奥泉伸監督 けがで出遅れた選手もいたが、主力の仕上がりは順調だ。昨年よりも若手が成長し、チームを支えている。積み重ねてきた練習を信じて、昨年の3位以上を目標に全力を尽くす。

化学変化で驚かせたい

 ▽新庄・最上 板垣新一監督 中高生は県内トップ級の選手がそろう。彼らに楽しい駅伝をさせてやりたい。社会人にも力のある選手がいる。両者をうまく組み合わせレースに化学変化を起こし、世間をあっと驚かせたい。

入賞へ、気持ちで負けぬ

 ▽北村山 秋庭正司監督 昨年は総合8位で悔しい思いをした。3日間、上位に食らい付く走りを見せて入賞を目指す。選手一人一人が気持ちで負けずコンディションを整え、ベストな状態で本番を迎えたい。

前半からいい位置保つ

 ▽寒河江・西村山 志田学監督 前半からいい位置をキープして、粘る展開に持ち込みたい。故障者の状態が心配だが、主力は着実に力をつけている。第2日は地元をトップ通過して優勝し、その勢いで総合3位以内を目指す。

各自が仕事を、雪辱期す

 ▽天童・東村山 中村展人監督 昨年は総合6位に終わり悔しい思いをした。選手たちは雪辱を誓い、総合3位という目標を立ててこの1年間の練習に励んできた。各自が役割を果たせば、結果はおのずと付いてくる。

戦力のバランスが良い

 ▽山形 斎藤直己監督 全体の戦力バランスが良く、3日間とも上位を狙えるチームになった。社会人は例年より選手層が厚く、走力も高い。昨年は総合5位。悔しさを胸に目標の総合2位を何としても達成したい。

鬼門の第2日、対策十分

 ▽上山 斎藤勲監督 大きなけが人もなく調整は順調。5000メートルを14~15分台で走る社会人選手がそろい大学・高校生も力を付けている。例年、苦戦する第2日の対策は十分だ。総合6位入賞に向けて初日から流れに乗りたい。

地元入り、第2日に焦点

 ▽長井・西置賜 大津秀二監督 地元入りの第2日を中心にレースを戦う。地域の方の応援に応えられるよう、良い順位でゴールできたら。昨年は最下位だったが、もっと上を目指せると思えるきっかけづくりの大会にしたい。

一人一人、1秒でも速く

 ▽南陽・東置賜 小野正晃監督 総合10連覇が懸かるが、意識せずに大会に臨む。一人一人が1秒でも速く次の区間にたすきを渡すことができれば、自然と結果は付いてくる。県民に元気を与えるレースにしたい。

今できるベストな布陣

 ▽米沢 沢田賢一監督 選手が少なく厳しいチーム状況だが、今できるベストな布陣で挑む。各日ともに前半に力ある選手を固め、粘り強い走りで戦う。選手たちには3日間のレースを全力で楽しんで走ってもらいたい。

県縦断駅伝

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開会式で主催者を代表しあいさつする大会会長の寒河江浩二山形新聞社長開会式で主催者を代表しあいさつする大会会長の寒河江浩二山形新聞社長
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