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南陽・東置賜、総合V10へ盤石 県縦断駅伝、あす熱戦幕開け

2022/04/26 10:13
第65回大会でスタートとともに駆け出す出場11チームの選手。今大会も春の山形路で熱戦が繰り広げられる=2021年4月27日、遊佐町

 第66回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)は27日に熱戦の幕が開く。南陽・東置賜が史上初となる総合10連覇に挑む今大会。充実した布陣の常勝チームは今大会も総合V争いの中心だ。若手を軸とした山形や天童・東村山、地力のある酒田・飽海が王者の偉業を阻止できるか。ライバルの戦略もみどころだ。実業団の強豪や箱根駅伝で活躍した選手の走りも楽しみの一つ。レースを展望し、出場11チームの主将の決意を紹介する。

 南陽・東置賜は今大会も社会人を中心とする戦力の充実ぶりが際立つ。主力の大津吉信(高畠町役場)や佐藤真二(南陽市役所)らに加え、渡辺清紘や熊倉優介ら実業団のNDソフト勢も7人がエントリー。3日間のレース展開を見極めた上で選手起用ができる層の厚さは大きな強みだ。

 他チームにとっては王者の「慢心」に付け込みたいところ。ただ、近年は全日程のうちどこかを精鋭化する「一点突破型」で臨むチームに完全優勝を阻まれているだけに、レースに臨む心構えに隙はない。各日ともそれぞれが自身の役割に徹すれば、金字塔も現実味を帯びてくる。

 常勝チームの背中に迫る山形は若手の走りが鍵を握る。前回は5位に終わったが、主軸の大沢駿(山形市役所)や今年の箱根駅伝を走った川口航士郎(きらやか銀行)ら社会人の若手は高いレベルの選手がそろう。エース森谷修平(山形市役所)は健在で、箱根駅伝で青学大の総合優勝に貢献した志貴勇斗ら大学生も力がある。序盤で勢いづけば南陽・東置賜と互角に渡り合う可能性は十分にある。

 即戦力の加入で選手層に厚みの増した天童・東村山は前回の6位から大きく飛躍しそう。箱根駅伝で2年連続区間賞の細谷翔馬(天童市役所)はレース展開を一気に変えるだけの爆発力がある。エース斎藤真也(同)を含めて他の社会人は安定感があり、中学生も佐藤蒼空(天童四中)ら県内トップ級が名を連ねる。オーダーがはまれば、トップ争いに割って入りそうだ。

 前回2位の酒田・飽海の勝負強さも健在。大黒柱の菅原翼(遊佐町役場)をはじめ、鈴木亮平(東北エプソン)や荒生実慧(東洋大)ら地力のある選手がそろう。各世代に核となる選手がおり戦力バランスが取れている。3日間を通じ、長距離区間での起用が見込まれる若手の奮起がポイントになりそうだ。前回4位の寒河江・西村山も総合力は高い。杉沼聖平(スガタ商事)や荒井雄哉(山形環境エンジニアリング)ら主軸は力があるだけに、つなぎの区間でどれだけ我慢できるか。前回3位の鶴岡・田川は鈴木博斗(JA鶴岡)と佐藤雄志(同)の両エースで勢いづけるかが上位入りの鍵となる。

 実業団の強豪・日立物流で主力を担った竹内竜真(NDソフト)が8年ぶりに北村山に復帰し、箱根駅伝で順大の総合準Vを支えた四釜峻佑は長井・西置賜で出場。ともにチームを活気づける走りに期待したい。

【11チーム主将決意】

常に上位を保ちたい

 ▽酒田・飽海 菅原翼主将 若手社会人の成長が心強い。全体的な選手層はどのチームにも負けていない。常に上位を保ちつつ、最低でも総合3位を目指す。気持ちを一つに、3日間タスキをつないでいく。

積極姿勢で流れ呼ぶ

 ▽鶴岡・田川 吉泉亘主将 個人としては今大会で出場20回目となる節目のレース。上位でつなぐ積極的な走りでチームに流れを引き寄せたい。今年は若手中心のチーム。地元の期待を一身に背負い、挑戦者の気持ちで臨む。

練習重ね自信深めた

 ▽新庄・最上 堀米裕輔主将 大雪に悩まされたが着実に練習を重ねてきた。チームの雰囲気は良く自信を深めている。目標は総合6位。確実にたすきをつなげば達成できる。地元代表の意識を持って走り、古里を活気づけたい。

未来担う若い力中心

 ▽北村山 辻村充主将 これからを担う中高生が経験を積み、若い人が中心のチームになった。選手それぞれがレベルアップを続けている中、今回から強力な選手がチームに復帰し、躍進に向けていい刺激となっている。

全員で力を出し切る

 ▽寒河江・西村山 杉沼聖平主将 昨年の総合4位を上回るには、各自がレベルアップした走りをしなければならない。前回に続いて地元入りする第2日を制し、その流れで上位に食い込むのが理想。全員で力を出し切りたい。

新戦力、チームに刺激

 ▽天童・東村山 遠田将人主将 箱根駅伝5区で2年連続区間賞の細谷翔馬(天童市役所)の加入でチーム内に競争が生まれ、レベルアップが図られた。支援してくれた皆さんに感謝する意味でも、最高の結果を出したい。

合言葉は「総合優勝」

 ▽山形 木村明彦主将 チームの合言葉は「総合優勝」。総合5位に沈んだ昨年の雪辱を果たす。チーム練習の始動を大幅に早め、内容も濃いものになった。3日間全てが勝負。諦めない走りで元気を届けたい。

上々、各自が走り磨く

 ▽上山 佐藤寛人主将 仕上がりは上々だ。故障していた選手が回復したほか、全体練習ができない時も各自が走力に磨きをかけ、成長につながった。総合6位入賞を目指して走り、最終日の地元入りでは市民に元気を届けたい。

1桁順位をめざして

 ▽長井・西置賜 樋口勝利主将 力のある選手がチームに復帰し、いい雰囲気で練習できている。まずは最下位脱出。1桁順位を目指してたすきをつなぐ。地元ゴールの第2日は上位に絡むレースをして地域を盛り上げたい。

気負わず普段通りに

 ▽南陽・東置賜 堀宏和主将 社会人を中心に戦力が充実しており、万全の状態で挑む。一人一人が気負わずに楽しく、普段通りの走りをして悲願の総合10連覇を目指す。応援してくれる人に夢を届けたい。

ギリギリ、でも一丸

 ▽米沢 川野部桂主将 登録人数はギリギリ。苦しい戦いを強いられるが、選手の調子は上がってきている。上の順位を狙うには全員の気持ちが一つになることが不可欠。チームで力を合わせ、少しでもいい走りを見せたい。

県縦断駅伝

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