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「山形南道路」事業化前進 国交省小委員会、計画段階評価実施を了承

2021/12/01 10:58

 国土交通省の社会資本整備審議会道路分科会の東北地方小委員会が30日、仙台市内で開かれ、山形市蔵王―同市西崎間の国道112号「山形南道路」(延長約9キロ)について、渋滞や交通事故などの課題解決に向け、計画段階評価を実施することを了承した。将来の新規事業化に向けて前進した。

 計画段階評価では、計2回の住民、道路利用者、企業などへの調査を挟み、小委員会を開催。第3回の同委員会を経て、概略ルートや道路構造を含む対応方針を決定する。

 「山形南道路」は昨年度事業化された国道112号「山形中山道路」(延長7.4キロ)の南端側から南側に延びるエリア。国道112号は昭和40年代に整備され、当初は山形市と庄内地方を結ぶ「通過交通」の機能を担ったが、現在は市中心市街地を目的地とした「発着交通」の機能が高い。

 計画段階評価に関し、国交省は外環状路線として、112号の「通過交通」の機能を分担している県道山形上山線と国道348号、国道13号の各一部区間を評価対象範囲とした。同範囲内には渋滞や死傷事故の発生箇所が多数存在し、道路幅の狭さや一方通行などの課題がある。

 道路計画の検討に当たり、課題を踏まえた政策目標に▽必要な交通容量▽安全な交通環境▽円滑な物流ルート▽安定した救急搬送ルート―の確保を掲げた。今後は住民や道路利用者、団体などにアンケートと聞き取りで調査を実施し、課題などを精査する方針。

 佐藤孝弘山形市長は「一般国道112号(山形市・寒河江市間)整備促進期成同盟会は山形中山道路とともに、山形南道路の早期整備が必要と国交省へ継続して要望してきた。新規事業化に向け、大きく前進したことを喜ばしく思っている」とコメントした。

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