県内ニュース

流れる車窓、色付く秋 「とれいゆ」貸し切り、県民限定ツアー

2021/10/14 09:06
車窓の景色とともに、特製弁当を楽しんだツアーの参加者たち

 山形新幹線の足湯付きリゾート列車「とれいゆつばさ」を貸し切り、乗車したまま県内を巡る県民限定の日帰りツアーが13日、JR奥羽本線の米沢―新庄間で行われた。新型コロナウイルスワクチンを2回接種済みの人のみが参加し、旅行介助士も同行するなど安全・安心が確保された中で、約90人が秋の山形巡りを満喫した。

 ツアーは山新観光(山形市)が初めて企画し、介護事業のつるかめ(天童市)と連携して実施した。年齢や障害の有無にかかわらず旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の観点から、山新観光の旅行介助士が添乗。安心して旅を楽しんでもらうため、参加者はコロナワクチンを2回接種済みの県民のみとした。

 参加者たちは畳が敷かれた指定席に座り、車窓を流れる田園風景などを楽しんだ。昼食には鶴岡市出身の奥田政行シェフが手掛けた県産食材たっぷりの特製弁当を用意。奥田シェフの説明に耳を傾け、オイルで味わうすしやイタリア野菜のだし、庄内豚のオーブン焼きなどを堪能した。車内では、足湯の入浴や県内外の土産品の販売も行われた。

 折り返しとなるJR米沢駅では、到着ホームで「やまがた愛の武将隊」が演舞を披露。車内から最小限の移動で観覧できるようにしたことで、つえをついたお年寄りらも迫力あるパフォーマンスを楽しんだ。つるかめの利用者で、東根市から参加した五嶋幸三郎さん(95)は「歩き回る必要がないので、こういった旅行ならまた参加したい。来てみて本当に良かった」と満足そうだった。

 山新観光によると、新型コロナ感染者数の減少とともに、旅行需要も盛り返しの兆しがあるという。同社はユニバーサルツーリズムを基本理念としており、国井富彦社長は「歩行不安の解消を目標に、旅行会社としての支援の在り方を今後も検討していく」と話す。とれいゆでのツアーは20、27日も予定している。

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演舞を披露した「やまがた愛の武将隊」と記念撮影する参加者たち=米沢市・JR米沢駅演舞を披露した「やまがた愛の武将隊」と記念撮影する参加者たち=米沢市・JR米沢駅
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